2007.09.14 Friday
西尾維新『刀語 第七話 悪刀・鐚』
壱級災害指定地域とされる蝦夷踊山に住まう凍空一族と、同じく壱級災害指定地域の陸奥死霊山を護る死霊山神衛隊を壊滅させた鑢七実。前日本最強たる彼女は、死霊山で回収した悪刀『鐚』を持っていた! 見るだけで技を使いこなすことの出来る「見稽古」の能力者を前に苦戦する鑢七花。果たして、姉弟対決の行方は──!
第六話にいたるまで、何度も強敵と謳われる敵が出てきたが、それでも今回の敵は今までとは一線を画すであろう。なにしろ、この敵と戦うために、七花は自身が編みだした虚刀流最終奥義「七花八裂」を改良するのだ。考えてみれば、通常、この手のアクション物は主人公がレベルアップしながら、次々と襲いかかる強敵難敵を倒していくというもの。それが、第七話に至るまで一度もパワーアップすることなく突き進んできただなんて、どれだけ基本ポテンシャルが高かったのだろう。まあ、そういうわけで今回は王道一直線で楽しむことができた。しかし、一方で、七実が倒されてしまったことで、期待を抱かせるほど強い敵がいなくなってしまった。真庭鳳凰も否定姫もラスボスという器ではないからなあ……。
このシリーズの既刊の感想:『第一話 絶刀・鉋』『第二話 斬刀・鈍』『第三話 千刀・ツルギ』『第四話 薄刀・針』『第五話 賊刀・鎧』『第六話 双刀・鎚』
感想リンク:雲上四季 リクリップス のべるのぶろぐ














