2007.10.05 Friday
ジャック・ヨーヴィル『ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ』
- ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G ジ 1-1-1 ウォーハンマーノベル 1)
- ジャック ヨーヴィル クリステル スヴェーン 待兼 音二郎
- ホビージャパン 2007-09-29
by G-Tools , 2007/10/05
外見16歳・実年齢638歳の女吸血鬼、選帝候の公太子、盗賊王、踊り子、賞金稼ぎ、ドワーフ、学者、邪術使い、裏切者、復讐者、従者。帝国に禍をなし続ける邪悪な〈大魔法使い〉コンスタント・ドラッケンフェルズ討伐のために繰り出した11人の勇者たち。首尾よくドラッケンフェルズを倒した選帝候の公太子は25年後、あのときの冒険を劇にしようと言い出すが……ライトノベルレーベルで復刊した吸血鬼ファンタジー。
『ウォーハンマー』というTRPGの世界観を舞台とした小説。日本で言うなら『ロードス島戦記』のような感じ。しかし、剣士や盗賊がパーティを組んで〈大魔法使い〉を倒すクエストはプロローグで終わってしまい、本編はその25年後に発生した事件であり、そちらにはゲーム的要素がほとんど見受けられなかった。ふつうの吸血鬼小説として楽しんでしまって問題ないだろう。個人的にはプロローグパートの方が本編よりも好きだった(結末も悪くなかったが)。なにしろ人間世界において強いとされる面々が、ドラッケンフェルズ城において次から次へと罠や敵の攻撃に倒れていくのだ。これは手に汗を握って読まざるをえない。後、外見は12歳の金髪少女だけれど、実は主人公の血筋上の祖母にあたる吸血鬼だなんて日本人の萌えポイントを掴みすぎだとも思った。
感想リンク:雲上四季
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