2007.12.01 Saturday
清野静『時載りリンネ! 2 時のゆりかご』
『時の旋法』を手に入れ時砕きの仲間入りを果たしたリンネ。しかし、彼女の本嫌いは相変わらずで、冒険に憧れているのも相変わらず。そんな彼女にちょっとした依頼が舞い込む。オークションで時載りに由来するアンティークを識別してもらいたいというのだ。快諾したリンネだったが、一方その頃、街には逸脱者と呼ばれる悪しき時載りもやってきていて……。
楽しかった! 前作は『時の旋法』とは何か? という協力な謎が、物語の牽引役となり、引っ張ってくれたが、本書においてはこれといったフックはなかった。したがって、やや中だるみしたような、冗長さを覚えないでもなかったが、それでもすらすらと読み進めることができた。
原因を三秒ほど考えてみたのだが、おそらく文章の親和性が高いのだろうな、と。小説で読者をドキドキワクワクさせたいと思っている著者が、その瑞々しい筆力でもって冒険の限りを文章で表現しているのだ。これに対し、秋山は小説を読んでドキドキワクワクしたいなあと思っているわけで、これが合致しないわけがないのだ。リンネは相変わらず活発なお嬢さんで、見ていて和む。Gと遊佐のふたりもナイスだし、ルウや凪もたいへん可愛らしい。リンネに引っ張られる主人公も純粋で、充分に感情移入できる。あー、いや、今回は海保ルウの出番がやや少なかったように思う。もう少し彼女の海外文学ラブな面が読みたい。第3巻も楽しみ。続きが楽しみなシリーズは久しぶりだ。
このシリーズの既刊の感想:『時載りリンネ! 1 はじまりの本』
感想リンク:雲上四季 リクリップス ラノベマップ のべるのぶろぐ
原因を三秒ほど考えてみたのだが、おそらく文章の親和性が高いのだろうな、と。小説で読者をドキドキワクワクさせたいと思っている著者が、その瑞々しい筆力でもって冒険の限りを文章で表現しているのだ。これに対し、秋山は小説を読んでドキドキワクワクしたいなあと思っているわけで、これが合致しないわけがないのだ。リンネは相変わらず活発なお嬢さんで、見ていて和む。Gと遊佐のふたりもナイスだし、ルウや凪もたいへん可愛らしい。リンネに引っ張られる主人公も純粋で、充分に感情移入できる。あー、いや、今回は海保ルウの出番がやや少なかったように思う。もう少し彼女の海外文学ラブな面が読みたい。第3巻も楽しみ。続きが楽しみなシリーズは久しぶりだ。
このシリーズの既刊の感想:『時載りリンネ! 1 はじまりの本』
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